コルクマットは沢山あって、よくわからない。と感じていませんか?
『コルクマット初心者のための購入ガイド』のサイトへお越しくださりありがとうございます!
当サイトは、コルクマットに関する一般的な知識やよくある質問などをわかりやすく、
ちょっと細かく解説しているサイトです。
最近は、フローリングが増えてきたり、赤ちゃんのためということでニーズが多いコルクマット。
コルクマット初心者さんや、購入に迷ってわからない方、ご家族のためにぜひ真剣に考えてくださいね。
コルクの優れた特性:断熱性
コルクは、温かい雰囲気がある素材として有名ですが、
実際に断熱性に優れています。
熱は通常、高温側から低温側に移動するため、フローリングを使用すると、
自分の体温が床に奪われやすくなります。
ですから、冬のフローリングなどは、スーッと体温が奪われヒヤッとします。
そこで、コルクマット表面のコルクが、断熱の役割をします。
触れた瞬間、コルクが体温を跳ね返し、冷たさを感じなくしています。
また夏にコルクを使うことでさらっとした肌触りで気持ちよく使うことが出来ます。
コルクの優れた特性:安全性
コルクは、びんのふたやワインの栓などに使われているように、安全な原料です。
理由は、コルク自身が抗菌成分を細胞内に蓄えているため、
虫などがつきにくいからです。
天然の抗菌成分を持っている素材は、それほど多くはありません。
昔はビール栓にも使われていたそうで、ワインを飲まない頃は
こちらのほうが有名だったようです。
自然の原料で、なおかつ原料自体に添加物などを入れて加工しなくても
コルクは安全なので赤ちゃんにも安心して使えますね。
コルクマットは、なぜニオイがひどいの?
コルクマットはよく
「陰干ししてください」と記載されていることが多いです。
これは、外でニオイを取るために風に当ててほしい、という意味です。
なぜこんなことをしないと、いけないのでしょう?
コルクマットのニオイの原因は3つあります。
1. コルクの接着剤のニオイ
2. EVAとコルクを接着する接着剤のニオイ
3. EVAの素材のニオイ
です。
日本で使う、市場に出回る場合は、F★★★★(通称4スター)が必要で
最近はどれもクリアしている傾向です。
しかし、酸っぱい系のニオイがするものが多いです。
基本的に中和するためににおい消しを入れると、コスト高になるんです。
もしくは、ニオイがないような原料を最初から使うと、コスト高です。
ニオイの原因のホルムアルデヒドは、体調を悪くする人がいるので、
そんな人は、できれば質のよいコルクマットを最初から購入したほうがよいでしょう。
また、傾向としてコルクとEVAの接着が粘着材ならほとんどニオイがしません。
なお、F★★★★をクリアしていることが「ニオイがまったくない」という表示では
ありません。
基準をクリアしている、という程度です。つまり、販売するにはフツーにクリアしていないと
いけないので、すごいことではないんですよ。
裏側のEVAスポンジの仕組み
コルクマットにはEVAスポンジが使われていますが、このEVAは単に厚いだけではダメです。
コルクマットのコルク部分と同様に、うすいと傷みやすいのはわかると思いますが・・・
コルクマット下のEVAスポンジは、下地になるためある程度耐久性が必要です。
そのためには厚みだけでなくコシが必要になります。
このコシのために重要になるのが「発泡率」です。
スポンジの弾力性を作るあわの大きさで決まります。
一般的な傾向として、
・発泡率が小さいと、原料が沢山使われ、重い
・大きいと軽くなる
という具合です。
発泡率が大きなスポンジは毎回踏んだらクッション性は感じるのですが、
次第に変形が戻らなくなってきます。
スポンジの核壁がうすく中の空気が抜けたりするのです。つまりこれが「へたり」。
一方、発泡率が小さいものは核壁が厚く、重く、復元性があるということ。
少々かたさは感じますが(クッション性に少し劣る)、変形しにくく長く使えます。
※原料により異なるので、あくまでも一般論としてとらえてくださいね。
裏側のEVAのかたさって、重要なの?
EVAのスポンジは、コルクマットにおいて非常に重要な役割を果たします。
コルクのわれを防いで、クッション性を保つからです。
EVAスポンジがやわらかすぎると、コルクマットを踏んだときに
沈み込みが大きくなるので、当然上のコルクのゆがみも大きくなり割れる原因になります。
つまり、スポンジにある程度のコシ(かたさ)がないともちません。
コルクマットを踏んで使うということは、へこんでゆがむときに
伸びと縮みが発生します。
この「伸び」が発生することでわれにつながります。
EVAスポンジがかためのほうが、沈み込みがすくなく
コルクのゆがみが少なくなるので、コルクが割れにくい傾向にあります。
また普通のスポンジを想像するとわかりやすいですが、
スポンジがふかふかしているほうがぺしゃんこになりやすいということができます。
ある程度長く使うことを想定するなら、少し程度かためのスポンジの
コルクマットが良いです。